子どもの声を社会へ 桜井智恵子

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    昨夜読了。

    2012年刊のこの一冊、今の教育の貧困さをきちんととらえている。

    そして、この教育の貧しさ、いっこうに解消されないばかりか、さらに深刻になっているように思われます。


    社会のスピードを減速させよう!


    日本の一文30選 中村明著

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      本日読了。


      日本の文学作品の名文と言われる一文を、そのどこが名文たるのか、言語表現とはいかなるものなのか、じっくり味わう、その味わい方を教えてくれる一冊です。


      いろいろな作家との交流のエピソードが面白い。


      小林秀雄には大声で怒鳴られ、井伏鱒二には屈折した形でもてなされる。その人柄にも文章の極意が隠されている、そんな感想を持ちました。


      レトリックの基本だけでなく、そもそも言語表現は何を目指しているのか、そういう根源的な話題も多く、厚くはない本ですが実に充実していました。


      井伏鱒二「点滴」

      井上ひさし「吉里吉里人」

      梶井基次郎「檸檬」


      など名作中の名作が紹介されているのもいい。良質の読書案内にもなっています。


      古い作品だからといって古いものばかりじゃないんですよ。


      ぜひ。


      新奥の細道を行く 二本松

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        本日、福島民報木曜版情報ナビTime

        新奥の細道を行く 二本松の巻です。

        どうぞ。


        二本松は戊辰戦争のさい、少年たちが戦いに挑み、みな戦死。白虎隊より若い子どもたちが犠牲になった悲劇の地です。


        少年兵よどんぐり青いまま落ちるよ


        は平和への祈りです。

        戦争は、必ず若い人たちを巻き込みます。

        戦争絶対反対!



        2019年読書ベスト10

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          2019年読書ベスト10選びました。

          新刊とは限っていません。

           

          北條民雄「いのちの初夜」

          ハンセン病患者として苦しみながら命の存在をどう輝かすか、

          その猛烈な欲求が文章に迸っていて、圧倒されます。

           

          川端康成「雪国」

          あまりにも有名な作品ですが、静かな文体の中に流れる青白い炎の熱さ。

          甘美的でもありますが、迫力あります。

          川端康成は、ハンセン病患者への偏見が強かった時代において、

          北條民雄のよき理解者であったことでも有名。反骨の人の作品として読めば

          また味わいもひとしお。

           

          山本周五郎「あおべか物語」

          現代の作品。単なる人情ものにおさまらない人間の善悪の生々しさ。

          それを決して割り切ることなく、とことん描く力量の重量感。

           

          ジェラルド・ダレル「虫とけものと家族たち」(池澤夏樹訳)

          とにかく痛快。家族の愛情、どたばた、自然、光と風に満ち溢れた作品。

          読後、人間と自然を愛したいとしみじみ思うはずです。

           

          石川九楊「漢字とアジア」

          漢字というものによって、単に文字を書くことを知っただけではないアジア。

          その文化の精髄とはなにか、人間の精神性にまで文字がいかに浸透しているか、

          それを厳しく追及する一冊。

           

          菅谷明子「メディア・リテラシー」

          世界のメディア・リテラシー教育のあり方をルポした一冊。

          メディアにどう向き合っていくべきか、各国の取り組みを詳しく報告している。

          2000年刊2010年14刷。これだけ売れているのに、日本のメディアリテラシーが

          あがらないのはなぜ?政府が上げたくないと思っているんでしょうね。

           

          吉見義明「従軍慰安婦」

          従軍慰安婦問題の基本から考えていくための一冊。去年は日韓問題が大きく揺れた。

          原点に立ち返って、自分たちの足下をよく見直したい。

           

          朝倉悠三「震災絵日記」

          2011年以降の震災後の記録を、1コマ漫画に託して連載された一冊。

          怒りとやさしさとユーモアと鋭い批評に満ちた漫画の数々。

          自分たちの震災以降のあり方、これからのあり方を、一度立ち返ってみる

          そのときに役立つ一冊かもしれません。

           

          ブレイディみかこ

          「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

          イギリスの子供達がどんな問題を抱えて生活しているのか、その様子を通じて

          私たちが今どのような社会に暮らしているのかを報告する一冊。

          ことはイギリスやヨーロッパのことに限らない。日本もそう。

          それいしても、日本は遅れていると思わせられることあまりにも多い。

           

          金子兜太「戦後俳句日記」

          金子兜太が戦後俳句と、戦後社会とどう向き合ってきたか、その赤裸々な記録。

          思いの外、というべきか、案の定というべきか、自身の戦争体験を小説にしようと

          格闘していた記述が印象に残る。

          また作家に対する記述もおもしろい。

          川端康成などに対しては、厳しいコメント。

          金子先生、そこまで言わなくても、と弟子の私などは思ってしまいましたよ。

          しかし、そこがこの日記の面白さ。からだで生きていた人間の熱い言葉。

           

          他にも多数ありましたが、この辺で。


          こいつらひどい!新聞甘い!

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            某月某日

             

            あんまり政治的なことはここに書かないようにしてきた年末年始。

            しかし、あいかわらずひどい。

            こいつら与党政権はやりたい放題。

            指摘されても反省なし。

            もう犯罪行為そのもの。

             

            しかし、検察や警察を配下に置き、

            マスコミを会食で牛耳って、

            反論、異論、どこ吹く風の政権。

             

            財務省の大臣なんか、

            日本は一つの民族、一つの王朝、

            とか言って、まったく時代錯誤も甚だしく、

            自分の間違いに気づこうとも思っていない。

             

            そりゃあ、バカだから、多様性を認められないのはわかります。

            バカだから。

            でも、政治家ですよ。

            日本国憲法の精神を遵守して、

            個人の尊厳を尊重し、

            多様な人々の権利を守るべき立場に立って、

            政治を行う義務があるんですよ、大臣は。

            そこをまったく理解していないのだから、

            大臣の資格はありません。

            こういった発言が、「バカだから」という理由で

            認められるわけにはいかない。

             

            そして、なんでそんな当たり前のことを

            新聞は大きく書くことができないのか。

             

            そして、もういい加減、「バカ」に政治を任せるのはやめましょう。

             

            今、日本は、

            精神病院が患者に乗っ取られている状態、ですね。


            むずかしい平凡 福島県立図書館に

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              句集「むずかしい平凡」

               

              福島県立図書館でも借りられますよ。

               

              よろしくどうぞ。

               

              こちらで検索できます。

              書名に「むずかしい平凡」と入れれば出て来ます。

               

              https://www.library.fks.ed.jp/licsxp-opac/WOpacTifSchCmpdPreExecAction.do


              このところの読書

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                このところ読んでいるのが、芥川賞受賞作。

                 

                芥川賞受賞作というのは、

                その時代や社会の問題意識が作品に表出される傾向が強いですね。

                そこがおもしろい。

                 

                百年泥 石井遊佳

                独特のマジックリアリズムを使いながら、文化の違い、内面の意識を形にしていますね。

                 

                九年前の祈り 小野正嗣

                正統的な、端正な文体。人間が持っている原罪のようなものに迫る力がありますね。

                大江健三郎作品に通じる何かがあるような感じ。九州弁が土地の匂いを呼び込む。

                 

                蛇にピアス 金原ひとみ

                愛と性とヴァイオレンス。モラルの壁が消えたような現代に生きる我々に救いはあるのか。

                問題作ですね。

                 

                猛スピードで母は 長嶋有

                ちょっとこわれかけた家族に、小さな愛を見つけ出そうとする作品。ある意味正統的。

                文体に猛スピード感。その新鮮さ。描かれる女性たちの閉塞感を打ち破るパワー。

                 

                スクラップ・アンド・ビルド  羽田圭介

                祖父を介護する孫。職を失い、希望はなく、自己中心的。祖父も生きる意味を持てない。

                その娘(孫の母)は、祖父を口汚くののしる。とにかく嫌な人物ばかり登場する。

                しかし、そこに浮かび上がる社会の実態、閉塞感がなまなましく描かれる。

                 

                その時代を過ぎ去ってみると、こういった作品の持っている価値がわかるような気がしますね。

                 

                古い芥川賞作品、なかなかいいですね。

                 


                バカが壁をつくっている。

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                  某月某日


                  宝島社広告。


                  ハンマーを持て。


                  またバカが


                  壁をつくっている。



                  なかなかインパクトのある広告。

                  これこそ広告の醍醐味。


                  ひとりひとり、魂のハンマーを持とう!


                  むずかしい平凡 を読む

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                    連絡です。

                     

                    カフェロゴス&ブックカフェコトウのご協力で、

                    「むずかしい平凡」を読む会が開かれることになりました。

                     

                    2020年2月1日(土)17:00〜19:00

                    場所 ブックカフェコトウ

                     

                    詳しくは、フェイスブック「cafe de logos」をご覧下さい。

                    https://www.facebook.com/events/644663262943335/?active_tab=about

                     

                    私に関する説明文や細かい文面に、訂正したいところいくつかありますが、

                    まあ、それはご愛敬ですね。笑

                     

                    会費700円(ドリンク付き)

                    定員10名

                     

                    ですので、興味ある方はお早めに。

                     

                    こういう機会を作っていただき、感謝です。

                     

                    俳句の世界の中に閉じるのではなく、

                    そこから外の世界とどうつながるかは、

                    大きな課題かな。

                    コラボの力はだいじかなと思うんですね。

                     

                    ということで。

                     

                    bonekobooks@gmail.com

                     

                    までご連絡いただければ、郵送で頒布もいたしております。

                    頒価方法その他はメールにて。

                     

                    福島市内では、

                    岩瀬書店

                    西沢書店

                    うつわと雑貨 うさぎや

                    ブックカフェ コトウ

                    カフェおおとも

                     

                    伊達市では

                    木村書店

                     

                    郡山市内では

                    うすい百貨店内ジュンク堂郡山店

                     

                    で取り扱っています。

                    どうぞよろしくお願いいたします。

                     


                    バッハ二枚

                    0

                      某月某日

                       

                      年末から年始にかけて、テレビには見向きもせず、

                      いろいろたまっていた原稿を書いていて、

                      そのときにBGMで流していた2枚が、とってもすばらしいので紹介。

                       

                      まずは、写真右側。

                       

                      これは、マンドリン奏者クリス・シーリーによる

                      バッハ・無伴奏バイオリンソナタ・パルティータ。

                      マンドリンでもバッハって、バッハになるんですね。

                      ウクレレで、ハーブオオタさんが演奏した録音があるけれど、

                      ちょっと限界あるかな、なんて思った記憶がありましたが、

                      こちらクリス・シーリーさんの演奏はお見事です。

                      バッハって、年末年始に聞くと、なんだか頭の中が整理されて、

                      気持ちいいものですね。

                      ピアノでも、なんでも、ぜひバッハオススメします。

                       

                      さて、もう一枚。

                      これはチェコのホルン奏者、ラデク・バボラークさんによる

                      無伴奏チェロソナタのホルン版です。

                      こちらも、いい演奏ですね。

                      ホルンという楽器って音域は広く出せるものらしいんですが、

                      音程をはずさないように演奏するのがとても難しいとのこと。

                      細かい音程が実に見事に吹き分けられていて、

                      まったくホルンのためにつくられたんじゃないかと聞き間違えてしまうほどの

                      名演奏です。

                       

                      バッハの良さも十分堪能できますし、

                      ホルンという楽器の奥深さも味わえる一枚。

                       

                      そして、そんなこと考えなくても気持ちいい時間を過ごせる一枚。

                       

                      うん、バッハ、いいねえ。

                       

                      みなさん、今年もよい一年でありますように。


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